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OFFICINE UNIVERSELLE BULY

Officine Universelle Buly オーナー/ラムダン・トゥアミ氏 Special interview vol.2

Officine Universelle Buly オーナー/ラムダン・トゥアミ氏 Special interview vol.2

身につけると自分が少し特別な存在に思えてくる。そんな美容アイテムを取りそろえるフランスの総合美容薬局「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」。美容通が信頼を寄せる自然由来のスキンケア効果とともに、古風なボトルや容器のデザインが男女を問わず人気のブランドだ。そのビュリーのポップアップがラカグに登場。ビュリーの成り立ち、そして大切にしていることについて、オーナーのラムダン・トゥアミ氏がラカグのバイヤー須藤に語ってくれた内容を2回に渡ってお届けします。今回は後編。

須藤 ビュリーはアイテムとそれが置かれる空間とが一体になって世界ができていることもあって、直営店での展開が重要だったんだよね。そうした中、初のポップアップをラカグに設けてもらえて、うれしいです。ビュリーにとってアウェイでのショップになるんだけれど、意識したことなどありますか?

ラムダン フレグランスやスキン&ボディケア・アイテム、美容アクセサリーといったアイテムと、それを取り囲む空間すべてをひっくるめてビュリーという存在がある。だからアイテムと空間演出を切り離すことはできればしたくないんだけれど、直営店に足を運べない人もいるでしょう?より多くの人にビュリーに触れてもらうためにはポップアップの形式も大切だと思うんだ。そこで、意識したのはラカグという“よそ様”の場所を借りつつ、什器や空間演出はすべて僕が手がけることでビュリーの世界を作ること。
ビュリーのイメージはアイテムが展示品のようにディスプレイされている美術館。このイメージに合わせてクラシカルなヨーロッパの美術館で見かけるような空間を作り、クラシカルタッチの壁に絵画の額縁を思わせるディスプレイケースを固定するというデザインを提案したんだ。さらに、美術館の展示ケースをイメージしたオーク材のキャビネットをフランスの職人にオリジナルで作ってもらい運び込ませてもらったんだ。通常のビュリーのショップでは重厚な色の木材を使うところを、ラカグでは特別に日本のヒノキや杉の木を思わせる明るい色の木材を使ったんだけれど、全体的に、とてもビュリーらしい空間に仕上がったと思う。直営店のシンボルであるビュリーのトレードマークを鋳造したブロンズも取り付けたからね!

須藤 ラカグで扱うアイテムの種類もラムダンが編集してくれたんだけれど、何をポイントにセレクトしたの?

ラムダン フレグランスや植物オイル、クレイ類はマンツーマンのカウンセリングが必要だから、ブティックでは、知識を持ったビュリーのスタッフがお客様の肌のコンディションや悩みを聞きながら、香りやテクスチャーを確認してもらうために実際に皮膚につけて試してもらうんだ。こうした応対が求められるから、期間限定のポップアップでは難しいよね。だからラカグでは気軽に選べるハンドクリームや歯磨き粉などのオリジナル製品や櫛などの美容アクセサリーを中心にしたセレクションを揃えたんだ。
白い櫛は今季の新アイテム。スイスの職人に作ってもらったんだけれど、アール・デコスタイルの象牙に見えるでしょう?ビュリーの本店でもまだ扱っていなくて、ラカグで日本初お披露目!la kaguの刻印も入れてあるのでプレミア感あるでしょう?

須藤 ありがとう!それにしても、櫛の種類が多いね。それぞれに用途があるんだろうけれど、なぜこんなに多くの櫛を作っているの?

ラムダン どんなヘアスタイルの人にも自分に合う櫛を見つけてもらいたいんだ。たった一本であらゆる髪質やヘアスタイルに対応できる櫛なんてないんじゃないかな。某国のようにモノを何でも簡略化してひとつにまとめるのは感心しない。特にビューティーに関しては手をかけてあげることが重要だと思ってるんだ

須藤 説得力あるね。最後にラカグの印象を聞かせてもらえるかな?

ラムダン 居心地のいい場所。出版社の古い書庫を改装してラカグにしたという背景も好きなんだ。ファッション、雑貨、音楽、書籍、食というセレクトもいいし、空間の取り方にゆとりを持たせているから歩き回っていても他のお客さんの気配が気にならないよね。実はつい最近まで2年間、家族とともに東京で暮らしていたんだけど、当時の住まいはラカグのそばの弁天町。現在は東京を離れてしまったけれど、いまでもやっぱりこの界隈が好きだから、ラカグにポップアップショップを設けることにしたんだよ。ビュリーのアイテムがここにあるとなれば、立ち寄る口実になるね。

須藤 ありがとう!時々、立ち寄ってくださいね!

Interview & Writing / kanae hasegawa